我が家は子連れの4人家族で、年に1〜2回、旅行で飛行機に乗ります。そのたびに、家族それぞれの口座にマイルが少しずつ貯まっていきます。
ただ、1人数千マイルでは特典航空券に届きません。以前は「いつか使おう」と思っているうちに、気づけば失効していました。
2年前にANAカードを作って「ANAカードファミリーマイル」で合算する運用を始めてから、この端数マイルが無駄にならなくなりました。特典航空券で沖縄に飛んだ年もあれば、今回のように足りない分をスカイコインで旅費の足しにした年もあります。普通の家族の、現実的なマイル運用をご紹介します。
家族のマイル、こうして消えていく
家族4人で飛行機に乗ると、大人にも子供にも、それぞれの口座に搭乗マイルが貯まります。
でも、その量は1人あたり年に1,000〜2,000マイル程度です。特典航空券は国内線でも片道5,000マイル〜、往復なら万単位。1人分のマイルでは全然届きません。
そして「いつか使おう」のまま有効期限の3年が来て、失効する。これが一番もったいないパターンです。我が家も以前はそうでした。
※子供のマイルは特に見落としがちです。小児運賃でも搭乗マイルは貯まります。
解決策 — ANAカードファミリーマイルで「合算」する
使っているのは「ANAカードファミリーマイル」という仕組みです。ANAカード会員(プライム会員)と、登録した家族(ファミリー会員)のマイルを、特典に交換するときに合算して使えます。
マイルを誰かの口座に移すのではなく、「使うとき」に家族分をまとめて使えるのがポイントです。
必要なのはANAカード。私は年会費の安い一般カードで運用しています。2年前、「家族分を合算すれば1人分の特典航空券に届きそうだ」と気づいて、それをきっかけにカードを作りました。
※登録条件や対象になる家族の範囲などの詳細は、ANA公式サイトで確認してください。仕様は変わることがあります。
実例① 「1人は特典、残りは早割」— 夏の沖縄、家族4人のフライトをこう組んだ
2024年7月、家族4人で沖縄へ行ったときのフライトはこう組みました。
| 人数 | 予約方法 | 支払い |
|---|---|---|
| 1人 | 特典航空券(家族のマイルを合算) | 18,000マイル+1,220円(税金等) |
| 3人 | スーパーバリュー75(75日前までの早割) | 78,680円(1人あたり約26,200円) |
便は4人とも同じです。羽田08:30発のANA467で那覇へ、帰りは那覇12:55発のANA996。家族4人の沖縄往復が、合計79,900円+18,000マイルで収まりました。
特典で飛んだ1人分は、現金で買えば約26,200円だった席です。計算すると、1マイルあたり約1.4円の価値で使えたことになります。スカイコイン(1マイル=1円)より、だいぶ価値が高い使い方です。
家族全員分を特典航空券で取れれば理想ですが、特典の席数は限られていて現実的ではありません。「1人は合算マイルで特典、残りは早割」というハイブリッドが、家族旅行の現実解だと思います。
※特典航空券は席数限定です。75日前の早割と組み合わせるなら、旅行計画はかなり早めに。我が家の場合、5月上旬までに7月下旬の旅程を確定させていた計算になります。
実例② 足りないときはスカイコイン — 今回の沖縄はこう使った
特典航空券を使い切ってから2年。再び貯まったのは、私が約4,000マイル(搭乗+クレジットカード決済分)、家族3人が各約1,000マイル。合算して6,969マイルでした。特典航空券には足りません。
そこで2026年1月、ANA SKYコインに交換しました。1倍交換で6,969コイン、つまり6,969円分です。

マイル口座の明細。2026年1月に6,969マイルをANA SKYコインへ交換
これを今回の沖縄フライト(大人2・小児2、支払総額138,486円)に充当しました。実質の支払いは約131,500円。節約できたのは総額の約5%です。

支払総額138,486円(大人2・小児2。運賃122,152円+税金等16,334円)
正直、劇的ではありません。でも、放っておけばゼロ円で失効したマイルが、確実に旅費になりました。交換後、家族の残マイルはきれいにゼロ。使い切りです。

交換後の家族の残マイル。配偶者・子・子、すべて0マイル=使い切り
※スカイコインは1マイル=1コイン(1倍)から交換でき、ANAの航空券購入に1コイン=1円で使えます。端数マイルの出口として優秀です。まとまったマイル数だと交換レートが上がる場合もあるので、詳しくは公式で確認してください。
使い分けの結論 — 貯まった量で出口を変える
2年で両方やってみて、結論はこうなりました。
- 18,000マイル級まで貯まる年 → 特典航空券(1マイル約1.4円の価値。合算の威力が最大化)
- 届かない端数の年 → スカイコインで使い切る(1マイル1円でも、失効よりずっといい)
一番もったいないのは、「特典に届かないから」と放置して失効させることです。貯まった量に応じて出口を変える。これが、普通の家族でも回せる現実的な運用だと思います。
※マイルを「貯める」テクニックの記事は世にたくさんあります。この記事はその逆で、「貯まった少量をどう使い切るか」の話です。
まとめ
家族の端数マイルは、ファミリーマイルの合算で使える資産になります。必要なのは、年会費の安いANAカード1枚からです。
貯まれば特典航空券、足りなければスカイコイン。出口を使い分ければ、1マイルも無駄になりません。家族で年に1〜2回飛行機に乗るなら、検討する価値のある仕組みだと思います。
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